失敗しない家づくり

【我が家の実例有り】洗面所の使いやすい間取りを実現する4つのポイント

洗面所の間取りは慎重に

洗面所とお風呂は区切ったほうが良い?

スムーズな家事動線のための間取りは?

清潔感があっておしゃれにしたい!

たかが洗面所、されど洗面所だから間取りに悩みますよね。

・プライバシーを守る
・家事動線をコンパクトに
・収納スペースの確保
・床材はおしゃれだけで決めない

この4つのポイントを押さえて我が家の失敗例を見るとあなたの洗面所の最適な間取りが分かります。

予算と広さは無限ではありません。

何を選択して何を切り捨てるのかはっきりと分かりますよ。

洗面所、脱衣所とお風呂の間取りで押さえるべきポイントと工夫

脱衣所とお風呂は1日1回の使用で済みますが、手洗いや身支度は1回では済みませんよね。

アクセスが良く、家事動線のスムーズさが求められます。それに加え、服を脱ぐ場所なのでプライバシーの確保を忘れてはいけません。

洗面所と脱衣所とお風呂の間取りは別々がベスト

洗面所を使いたいのに誰かがお風呂に入っているとお互いが気を使いますよね。

お年頃の娘さんとお父さんがバッティングしたら家庭内で戦争になるかもしれません。

予算と広さに余裕があれば洗面所と脱衣所とお風呂の間取りは別々がベストです。

残念ながら我が家は予算の都合で別々にできませんでした。

実家も間取りが別々ではないですが家族5人で住んでうまくやり過ごすことができましたよ。

我が家も譲り合ってうまくやり過ごす戦法です。

・来客が多い
・二世帯住宅などで家族の人数が多い

少し費用を増してでも、洗面所と脱衣所とお風呂の間取りは別々を検討する必要があります。

脱衣所に洗濯機を置くスペースを忘れなく

・脱いですぐ洗濯機に入れれる
・お風呂の残り湯を利用できる

服の汚れが酷いものは手洗いしてそのまま洗濯機に放り込みたいですよね。

洗濯機を脱衣所に置かない理由がありません。

洗濯機ごと隠せる棚を作ればグッとシンプルになりおしゃれです。

棚があればタオルや着替え、洗濯用の洗剤などを置けますよね。

洗面所にできるだけ来客を出入りさせたくないときの対策

洗面所や脱衣所は洗濯物や歯ブラシが置いてあるので生活感がバリバリ出ますよね。

洗面所に入られるとついでにお風呂場も見えるし、どこもかしこもピカピカにしておかないといけないのは結構大変ですよね。

来客が洗面所に行くのはトイレの後です。

トイレに洗面スペースを設けることで洗面所の出入りを極力回避できます。

洗面所をリビングの隣に置き無駄のない家事動線がある間取り

リビングから洗面所に直にアクセス

リビングの中でも洗面所をキッチンに近づけることで家事動線をコンパクトにできました。

キッチンを中心にほとんどの家事がコンパクトな空間で完了です。

1つデメリットがあるのですが、洗濯機の脱水中の音漏れはどうしても我慢しなけれないけません。

テレビを見ている時は多少イラっとしますが、1時間も2時間も脱水をするわけではないので間取りとして失敗というレベルではありません。

洗面所と脱衣所、浴室が一直線の間取りは丸見えに注意

ハウスメーカーからは水回りを近くにするとコストが安くなるので、洗面所と脱衣所、浴室を一続きに固める間取りの提案をされるはずです。

廊下やリビングから見て、洗面所のドアを一つ開けてしまうと脱衣所と浴室まで丸見えにならないように注意しましょう。

我が家はリビングから洗面所にアクセスできますが、ドアを閉め忘れても見えるのは洗面台だけです。

そのまま奥に浴室を配置したらドアが透明なので丸見え必死です。

間取りを決めていくときは目線のずっと先まで注意しなければちょっとしたことで失敗してしまいます。

収納の充実は当たり前でコンセントも十分な確保が必要

洗面所と脱衣所、浴室にはそれぞれの用途に関わる物の配置が必要になりますよね。

5年間生活してみて、湿気がこもる脱衣所に置くのはふさわしくない物を発見しました。

洗面所に必要な収納

・タオル
・ハンドソープ
・歯ブラシ・コップ・歯磨き粉
・口腔洗浄液
・整髪料
・化粧品
・ヘアブラシ
・ヘアドライアー
・ヘアクセサリ
・ゴミ箱

棚をたくさん設けて置いていけばいいのですが、あちこち引き出しを空けて探すのは苦労します。

我が家では洗面台を収納にしています。

一般的にとりつけるサイズよりは1.5倍ほど大きいです。

バッと開ければ何があるのか見やすいので探し物をすぐに発見できます。

今は子供が小さいのでちょっと危な目の洗剤類を置く場所にもなっています。

鏡の周りに物を置くスペースがある洗面台は、ほこりがたまるし見た目はごちゃごちゃするので全然おすすめできません。

脱衣所に必要な収納

・タオル
・脱衣ボックス
・足ふきマット
・シャンプーやコンディショナーのストック
・洗濯用洗剤や柔軟剤

やたらに棚を作って数々のボックスをはめまくる収納はおすすめできません。

ほこりがたまるので掃除をするのが大変です。

必ず造り付けの収納にしましょう。

後から通信販売などで買って設置するのは安っぽく見えるのでおしゃれを目指すなら無しですね。

5年間生活してみて発見したのは脱衣所にタオルを収納するべきではないことです。

脱衣所はそこそこ湿度が上がるので、必要な枚数のタオルだけ脱衣所に持ち込むことを強くおすすめします。

洗面所のコンセントは十分すぎるくらい確保

水場のコンセントの位置は胸の位置にあります。

湿気や水分の多い場所では感電の危険性があるので当たり前の配置ですよね。

・洗濯機(+アース線)
・ドライヤー
・ファンヒーター
・掃除機
・ひげそりの充電
・電動歯ブラシの充電

意外と電化製品を使います。

後からつけるとコストがかかるのでちょっと多いかな?くらい付けておくと間違えがありません。

洗面台にコンセントがついていると、とても使い勝手が良いですよ。

水回りの床材はおしゃれor安全のどちらを優先?

お風呂上りにガシガシ髪の毛を拭いたり、洗面所で顔を洗ったりすると思っているよりも水はねをして床に水が落ちていることが多いです。

特に子供やお年寄りは滑って怪我をする確率が高いです。

おしゃれか安全か掃除のしやすさか、我が家の失敗も合わせて見て下さい。

転んでも衝撃の少ないクッション性がある床材

賃貸住宅の洗面所や脱衣所でよく使われている床材がクッションフロアです。

・掃除がしやすい
・衝撃を吸収をしてくれる
・価格が安い
・バリエーションが豊富
・気楽に張り替えができる

子供やお年寄りが住むことを考えるとメリットが多いクッションフロア一択です。

他にクッション性がある床材がコルクです。

傷や水に強いコルクの床材が出てきているので、作りたい家のイメージに合ったら検討してみるのもいいですよね。

安全第一に考えるとクッションフロアかコルクの床材のどちらかです。

おしゃれで汚れに強い床材

洗面所の人工大理石のタイル

我が家は人工大理石にしました。

タイルは見た目におしゃれで清潔感を出します。

しかも汚れに強いので文句なし!、、、ではありません。

新築当時に子供のいなかった私達夫婦はおしゃれ、というだけでタイルにしてとても満足していました。

しかし子供が産まれて1歳になる頃、満足に体をふけていないのにリビングに行きたがるので滑って危ないことが何度もありました。

今はおしゃれなタイルの上にキッズ用マットを敷いています。

タイルを使うのはトイレくらいにした方が無難です。

もしどうしてもタイルにしたい場合は、我が家のように子供が小さいうちはキッズ用マットなどをひいて滑らないようにして下さい。

奥さん&娘のための忘れがちな洗面所の必須設備

ズバリ、鍵です。

予算の都合で洗面所と脱衣所を仕切れないときは、洗面所のドアに鍵をつければお風呂に入っている人と洗面所に来た人はバッティングしません。

洗面所が完全に使えないデメリットはありますが、奥さんや将来の娘さんのために最初から鍵をつけて下さい。

後々に無用な喧嘩をしなくて済みますよ。

資金に余裕があれば洗面所に導入したい設備

実家の洗面所が寒くて朝から不快な気分になったことはありませんか?

身支度はしたいのに寒すぎてそこそこで洗面所から退散することがしばしばありました。

床暖房にすると朝の身支度が快適です。

もし床材をタイルにする場合は床暖房が必須です。

夏はタイルがひんやりして気持ちい良いですが冬場は素足では立っていられません。

【まとめ】洗面所の使いやすさは間取りや素材で決まる

収納スペースが多い洗面台

・プライバシーを守るために洗面所と脱衣所とお風呂の間取りは別々がベスト
・洗面所をリビングの隣に置き家事動線をコンパクトに
・洗面所と脱衣所にはこまごました物が多いので隠す収納が必要
・床材はおしゃれだけにとらわれない

洗面所と言えど沢山考えないといけないことがありますよね。

ずっと使いやすい場所にするために、上記の4つのポイントや私の失敗から学んで最適な間取りを実現して下さい。