「里帰りと言っても実家でしょ?お礼ってそもそも必要?」
「里帰り出産の相場や渡すタイミングがわからない。渡すのは私?」
実家との溝を作ることなくスマートなお礼の作法を伝授します。
実は、第1子の里帰り出産で母から大目玉をくらいました。
大反省して第2子の里帰りの際は何の問題もなく過ごすことができましたよ。
「自分の実家なのにお礼なんて必要ないでしょ?」
「1~2万程度で軽く包んでおくくらいでいいでしょ?」
ダメですよ~!
- お礼は現金?物?
- お礼の相場
- お礼を渡すタイミング
- 誰が渡すのがベストか
をこの記事で紹介します。
里帰り出産が超ウェルカムなのに母が大激怒したエピソードも合わせてご覧下さい。
目次
里帰り出産2日目で母のイライラが大爆発
家と実家が激近いので出産して退院してから里帰りスタートです。
里帰り出産2日目、リビングで授乳していると洗濯を終えた母が入ってきました。
すでにただならぬオーラを放っていた母。私の背筋が一瞬にして凍りついたところで、
「あんた!何考えてるの?お母さんに時間もお金もあると思っているの??」
えーーー!?!?!?なになになに!?!?!?
「●●ちゃん(私の姉)はすぐに渡してくれたよ!あんた、結婚したんだったらちゃんとしっかりしなさい!」
なになになに!?!?!?クッッッソ怒ってるんだけど!!!
めちゃめちゃ怖くて泣きながら謝ったと同時に内心では、
((え!?そんな怒る事?お礼だよね?渡す用意してたし1秒後にでも渡せるよ))
と思っていましたが、
ウェーイ!久々のビバ実家暮らし!なんて軽く思って自分を殴りたい。
以下、里帰り先で穏やかに過ごすためのお礼の相場やタイミングなどなどです。
何で里帰りでお礼が必要なの?
両親は当たり前のように里帰りを了承してくれました。しかし私と赤ちゃんが帰ってくることにより、
- 時間のマイナス
- 体力のマイナス
- お金のマイナス
が突如として降りかかってきます。
食事、洗濯、掃除、赤ちゃんのお世話などにより沢山の時間と体力がそがれ、
光熱費、水道代からトイレットペーパー代にいたるまでとにかくお金がかかります。
両親にとってマイナスだらけなんです。
実家、夫の実家に関わらずお世話になるのだったら礼を欠いてはいけません。
お礼が必要か必要じゃないかは、里帰りをさせてもらうこっちが決めることじゃないんですよ。
お礼にふさわしいのは現金?贈り物?
ずばり、現金が良いです。
現金なら余分にかかった食費や光熱費などの補填できるし、両親が本当に必要とする物に変える事ができるので間違えありません。
もし両親が現金を受け取らなかった場合には後日、贈り物を渡すと良いでしょう。
結婚式や誕生日などで渡すような記念の物というよりかは、
- お米やお肉など絶対に消費するもの
- 温泉の回数券やお食事券
例えば、
普段だとちょっと買わない良質なお肉とか、
いつもよりワンランク上のお米か、
消費するもの以外では、実家で何年も使っているような古い家電(ストーブや炊飯器など)があれば新調してあげると喜ばれるはずです。
里帰り出産のお礼の相場
1ヶ月あたり5万円、さらに上の子をお願いする場合はプラス1万円にしましょう。
現金で里帰り出産のお礼をする際の相場は、一般的には1ヶ月20,000~30,000円と考えて良いでしょう。
また、2人目の出産など、上の子供と一緒にお世話になる場合は、1ヶ月5,000~10,000円をプラスするのが一般的なようです。
上記では2、3万円とされていますが、1日あたり千円ですよ。
1食あたり333円で食事をお願いするなんて、学校の給食じゃあるまいし普通に考えてその相場ではおかしいです。
しかも里帰り先にかかっているのは食事だけじゃなく、
- 水道、光熱費
- トイレットペーパーなどの消耗品
- 自分や赤ちゃんのサポート
などなど、お金と時間と体力を負担してもらっているので2、3万円では安すぎます。
里帰りのお礼は変にケチることはせずに、1ヶ月あたり5万円を出しましょう。
で、オムツやミルクなどの赤ちゃん関係の物品代金も甘えないように注意です。
オムツもミルクもなかなかの金額がします。
産後は動けないので買い出しに行ってもらえるだけで十分ありがたいので、代金はしっかりと払いましょう。
里帰り出産のお礼を渡すのは誰がどのタイミングで?
私の失敗体験から声を大にして言わせて下さい。
渡すタイミングは里帰り初日です!
夫に渡してもらいます。
もし初日にどうしても渡せない場合は、初日より前にしましょう。
光熱費などの費用をただ単に渡すというのではなく、
「お世話になります」という気持ちが何よりも大事ですね。
だから初日に渡すのがベストということです。
私は自分の実家に帰ったんだからという大きい顔と甘えが、母に伝わったからあんなに怒ったんだと今では思います。
母が激怒したその後の話
母が激怒したその夜に夫からお礼を渡しました。
もちろん「お願いします。遅くなってすみません!」と夫婦でそろって頭を深く下げて言いました。
実は姉も息子を連れて私の出産に立ち会う為に里帰りしてたので、姉経由でお母さんの本当の気持ちを知りました。
お金が欲しくて言ったつもりはなく結婚したからきちんとして欲しかっただけだったようです。
里帰り中は私の好きな物や栄養があるものを沢山出してくれました。
赤ちゃんが吐き戻して汚れた服やお布団もこまめに洗ってくれたり、どこもかしこも清潔にしてくれて、授乳中の足が寒いといけないから電気カーペットを敷いてくれたりと。
あぁ、泣けてきた。
そして、本当に自分がちゃんとしてなかったことを恥じて大反省大会です。
初産の人はなかなか想像できないかもしれませんが、
出産の後は悪露といって血がボタボタ出るので産褥(さんじょく)パッドを股にあてます。
ナプキンを入れるサニタリーBOXでは間に合いません。
だから小さ目のバケツを用意してくれたのですが、こまめに処分してくれて本当にいろいろとお世話になりました。
【まとめ】円満な里帰り出産のお礼のポイントは4つ+注意1つ
- お礼は1ヶ月あたり5万円
(赤ちゃん以外の子供も一緒に里帰りする場合はプラス1万円) - お礼を受け取らない場合は後日、贈り物(消耗品が良)を渡す
- お礼を渡すタイミングは里帰りをする初日
- お礼を渡すのは夫
注意すべきは、
オムツやミルクなど赤ちゃんのために買い出しに行ってもらった時は、必ず代金を渡すこと。
金銭的な面でお礼をする、は大事ですが何よりも心からお世話になりますと気持ちがまず第一です。