子育て

ポジティブな人ほど危ない!産後うつから一秒でも早く脱出する方法。

産後うつの症状が現れた時期。

泣き止まない寝ない母乳は出ないの3コンボによりすでにボロボロの状態でした。里帰りできるのでやっと実家に帰れる!と喜んでいた矢先に突然、呪いのような言葉が湧いてきました。

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

出産から一週間経過していました。しかしまだ私は分娩室の中で怒っているのです。

分娩室に姑が入ってきたのが諸悪の根源。

通常、分娩室は夫しか入れません。初めての出産で不安なので24時間実母と一緒にいる事ができて陣痛から分娩まで1部屋で終える事ができるLDR室を選びました。

逆に言えば、誰でも入れるのがLDR室です。この選択ミスにより心に大きな傷を刻む事になってしまいました。

予定日を過ぎてもなかなか産まれてくる気配がないので陣痛促進剤を打つも陣痛は微弱。2日目も促進剤を打ち、夕方ごろに出産につながる強い陣痛に変わりました。

経験した事がない痛さの中、体力は限界で赤ちゃんを無事に産めるか泣きそうになっていた時に、ようやく力んでいいと助産師から言われました。

その時です、ドアからピンクのカーティガンがスッと入っていくのが見えました。

分娩台が見えないように仕切りが設置されていてその向こうにソファがあって立会する人が待機するのですが、ドアから入ってから少し隙間がありそこから見えてしまったのです。姑が入るのを。

一瞬固まりましたがとにかく赤ちゃんをお腹から出してあげないという一心で5回ほど力んでようやく出産しました。

私は姑が嫌いではなかった。

結婚前も後も特に姑と何があったわけでもありません。関係は良好だと言えます。

妊娠中にネットで分娩室に舅や姑が入ってきて陣痛が止まってしまった記事を読んでその時はこわいなぁぐらいで気にしてなかったのですが、分娩中は母子共に命の危険にさらされている状況を経験して、もしかしたら陣痛が止まって赤ちゃんを無事に産む事ができなかったと思うと恐怖と姑に対する怒りが込みあがってきました。

産後うつの恐いところは発想がぶっ飛んでしまう事。

陣痛は止まらなかったし長女は健康で元気に産まれました。元気な赤ちゃんが現に目の前にいるのに、

「姑に殺された」

と怒りながら泣きながら過ごしていました。おかしいでしょ。「赤ちゃんを殺されかけた」と言うならまだしも「殺された」と言い切ってしまうんですよ。

発想がぶっ飛んでいるのにおかしくなっている自分に気がつかないのです。

「赤ちゃんと2人だけの世界に行きたい」

と思うようになっていました。その途端に私は赤ちゃんを置いて、走りました。

産後うつになったり自殺を考える事は誰にでもありえる。

赤ちゃんを置いて走る時、自分の脳が死を直感したんでしょうね。だから何とかしないといけないって。無意識で走っていったのは死に場所ではなく姉の所でした。

分娩室の中で時間が止まっている私は泣きじゃくりながら、

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

「陣痛が止まると赤ちゃんが死んでしまう」

姑が憎いと言いました。ちょっと姉はびっくりした表情を見せましたが、

「サナちゃん、許さなくていいのよ。許さなくていいの。」

と言われた途端に体を縄で縛られていたような感覚から解放されました。もしあの時に姉がいなかったらと思うと本当に怖いです。

【まとめ】産後うつから抜け出す為には。

私は産後うつという医師からの診断を受けていません。書かれているように自分自身がおかしくなっている事に気づけなかったからです。気づいていれば病院に行ったはずです。

産後うつから抜け出すには誰かに自分の事を話すのが大切です。眠い、しんどい、疲れた、というのをめいいっぱい言って下さい。

この場合、助けてくれそうな人、同情してくれそうな人を選んでください。人を選んだっていいのです。

私は夫だと「自分もしんどい」、母だと「しっかりしなさい」と言われそうだと思いました。一番辛い時にとどめを刺されに行くような事にならないように。

周りに助けてくれそうな人が見つからなければ、とにかく病院に行って下さい。「しんどい」と思うだけで病院に行っていいのです。

まさかポジティブに生きてきた人間なので産後うつになるなんて思ってもみなかったです。助けてもらうのは決して恥ずかしい事ではないので、ちょっとした事でも自分を発信して誰かに聞いてもらう事が一番大切です。