新築の注文住宅を建てるなら誰だって内装にこだわりたいはずです。
内装のパターンは無限大。だけど予算に限りがありますよね。
内装を考えるとき最低限おさえたいつのポイントと我が家の成功&失敗を画像付きで紹介します。
・壁紙や床材に最適な資材
・内装の費用をおさえる方法
・失敗や後悔が多い収納スペースを成功へ導く
・忘れがちなコンセントの適切な数や配置
注文住宅を一から作った私が伝授します。
我が家の内装画像がたくさん有りますのでぜひ参考にして下さい。
妥協した家ではなくとことんこだわりを持った内装を実現しましょう。
目次
新築の注文住宅を建てるとき、こだわりは有り?それとも無し?

エアコンをルーバーで隠しました。ちょっとした我が家のこだわりです。
注文住宅を建てた、建てる予定がある友人や家族に話を聞けばこだわりたいと口をそろえて言います。
車のように足になればいいから使えればそれでいい、なんてことはないはずです。
だって、一生に一度の買い物ですからね。
私はこだわりたいと思ったけど費用がすごく心配でした。でも、いざ設計をお願いしたらどんどんと隠していた欲が出てきました。
だいたいは私のようになるので隠さずにノリ気で最初からこだわりを出していって良いです。
せっかくだから楽しみながら自分だけのお城を完成させましょう。
我が家の失敗事例から学び成功に導く内装計画
我が家の大失敗その①は、一番滞在時間が長いリビングの収納が少ないことです。
正直に話すと見栄っ張りなのでリビングは広くとると希望しました。
結婚して夫と2人暮らしのときは何も思っていませんでしたが、
子供が産まれた途端に物がどっと増えたので収納スペースはもっと確保しておけば良かったと後悔しています。
我が家の大失敗その②は、寝室を広くとりすぎたことです。

寝室が豪華で広いと金持ちイメージがつくぞ!ってこれも完全に見栄ですね。
寝室は寝るだけの空間なのでそこまで広さは必要ではありません。
子供部屋をもう少し広くとるか隣接するクローゼットに割くべきでした。
使用頻度高さ、滞在時間が長い順に優先して部屋の広さを確保して下さい。
新築の内装にとことんこだわりたい人のためのオススメ壁材4選
壁材を決める前に自分の家のテーマを決めて下さい。
和風、北欧風、アメリカンなどテーマ決めをすればどの壁材が合うのかすぐり分かります。
1つの家にごちゃごちゃとテーマが入り乱れないためにもテーマ決めは肝心です。
木材
木は切っても生きているので調質保湿に優れていて木材の風合いはあたたかい雰囲気を作りますよね。
無垢材なら高級感を出します。
費用を抑えたい場合は、合板を使うと良いですよ。
クロス
選びきれないほどの模様や材質があってしかも低コストです。
ハウスメーカーで膨大なサンプル帳を見たのですが、凹凸があったりこんなのいったいどこに使うの?みたいな面白クロスもありました。
もし壁紙が家のイメージに合わない、雰囲気を変えたいときには張り替えればいいだけなのはクロスの最大の強みですよね。
塗り壁
素材の質感を楽しめ、塗り方でデザインを起こすことができます。
メンテナンスがしにくいのが難点ですが、おしゃれ度は一番高い壁材です。
タイル

タイルは耐久性があるので子供がひっかいたり押し車をぶつけても無傷です。
広く貼るとコストがかかるので我が家は部分的に取り入れています。
リビングのアクセント、玄関のニッチ台、トイレ・洗面所に使用しています。
特に南側のタイルの床は日焼けや劣化の心配がないので良い仕事をしてくれていますよ。
燃えにくい点もポイントが高いですよね。
内装費を節約する4つの方法
最初に節約してはいけないところを知って下さい。
素人が住宅の基礎部分や構造部分に目をむけることはやめましょう。
耐震に関わるので節約するべきではないし、将来的なリフォームや増築のためにも基礎部分や構造部分は頑丈に越したことが無いです。
内装費を節約するためには、
・洋室よりコストがかかる和室をシンプルにする
・和室自体を作らない
・壁を少なくする
・作り付けの木製建具ではなく既製品を使う
何もかも節約するとつまらない家になるのでほどほどに。
食器棚はオーダーしたらコストがかかりましたが、こだわりたいところだったので既製品を置きませんでした。
我が家の食器棚は家のテーマにのっとって和モダンの雰囲気に仕上がりとても満足しています。
注文住宅だからこそ選びたい床材4選
床材を決めるときは膨大なサンプル帳の中から考えなくてはいけません。
ハウスメーカーのおすすめで決めてもいいですが、せっかくの新築なので予備知識を持って床材決めにのぞみましょう。
無垢フローリング
「無垢(むく)」って何?
無垢フローリング=木のフローリングです。
・肌触りがよい
・あたたかみがある
住友林業のモデルハウスを訪問したときに確かにあたたかみがあるな、と感じました。
素足で歩くと気持ちが良いですよね!
しかし、木は天然の素材なので割れたり反ったりするデメリットがあります。
改良が進められているとはいえ、リビングの窓際に使うのはおすすめできません。
複合フローリング
重ねた合板の上に薄い天然木や木目調などの印刷されたシートを貼ったものです。
・傷やへこみがつきにくい
・汚れにくい
・変色しにくい
・コストが安い
・バリエーションが豊富
無垢フローリングの欠点を克服したものが複合フローリングです。
我が家の1階は複合ノンワックスフローリングです。

ずぼら&めんどくさがり屋、子育てでバタバタしているのでワックスがけをしなくていいだけでメリット大です。
テーマが和モダンなので木目調ではなくバンブー(竹)にしました。
バリエーションが豊富だと家のテーマにぴったり合わせることができますよね。
クッションフロア
賃貸マンションの床材としてよく使用されています。
その名のとおり、クッション材が入っているので足腰にやさしいです。
すべりにくいのでトイレや洗面所などの水回りに最適な床材です。
デメリットは熱に弱いので日当たりがよい部屋には使えません。外からの光と多く取り入れるリビングは不向きですね。
【超重要!失敗事例有り】新築の使い勝手を左右する収納
新築で失敗しやすいのは収納です。
・居室スペースを優先しすぎた
・荷物が出し入れしにくい間口
・照明やコンセントをつけ忘れた
収納は我が家の一番の失敗ポイントです。
若かった私達はリビングはとにかく広く!を目指し、
荷物?そんなにないから収納はあんまりいならないよねってなりました。
子供が産まれるまでは良かったのですが、今や物がすぐ片付かないのでやきもきしています。
とにかく物を収納に放り込んでしまえばどんな家だって綺麗に片付きます。
収納スペースはこんなにいらないよ!と思うくらい作っておいた方が失敗しません。
間取り図がある程度できあがったら、部屋ごとに何をどのくらい収納するか具体的に書き込んでいくと分かりやすいです。
収納空間のおすすめの仕様3点です。
・入口は引き戸か折り戸
・照明をつける
・コンセントをつける
収納にはほこり糸くずがたまりやすいので掃除をするためにコンセントをお忘れなく!
新築のコンセントのじゅうぶんな数と適切な配置
ハウスメーカーとコンセントの数や配置を決めているとき、
こんなに必要ないでしょ?コンセント1個にもコストがかかるのに!
と思いましたがこんなに必要ないでしょ?ぐらいのコンセントの数でちょうど良かったです。
間取り図がある程度できあがったら、間取り図を見ながら生活している様子を思い浮かべましょう。
テレビ、電子レンジ、冷蔵庫などの家電の位置を決めればコンセントの位置が決まります。
子供も大人もいろいろとこぼすので、どこでも掃除機をかけれるコンセントの配置だと間違えないですよ。
内装は壁紙や床材などに気をとられがちですが、コンセントのように地味な箇所をきちんと目を向けることも大切です。
【まとめ】新築の内装をこだわるには予備知識が必要
・壁紙は木材やタイルなど家のテーマに合ったものを取り入れる
・床材はフローリングだけじゃない
・和室をシンプルにしたり既製品の建具を使えばコストを削減できる
・収納とコンセントはじゅうぶんすぎるくらいが丁度良い
内装を考えるのは楽しいしおしゃれにしたいなどの理想がありますが、
「家は生活をする場所」
なので新居での生活を思い描くことで失敗を回避できます。
内装の資材にはどんなものがあるのか、他の人の失敗例から学んで予備知識をどんどんつけていって下さい。
予備知識をつければこだわった家を実現できますよ。