生真面目な父に育てられたのでルールとかモラルに関して、自分にも他人にも厳しかったと思います。
今日、順番飛ばしをしました。
子供に「スベリ台は順番よ~仲良くね~」なんてこれからは言う事なんてできません。悪い事をしたのは百も承知です。最低な自分をこれから書きます。
「子供がいるから」の免罪符を発動。
私はバセドウ病で数か月に1回、血液検査の為に総合病院に通っています。
今日は子供達を幼稚園のバス亭から見送りその5秒後に来るバスに飛び乗り、次に電車を乗り継ぎ病院に向かいました。往復で1時間の距離です。
まずはじめに、採血をして次に診察です。採血の結果が出るのが1時間半後で、診察までの時間は分かりません。もちろん予約制ですが、キャパ以上に予約を受け付けているので診察までに半日待つこともざらです。
もちろん予約患者の受付順なのでひたすら待つしかありません。空き時間になるので待合室で作業をしていたのですがいっこうに呼ばれません。
ちょっと焦ってきました。電車とバスの乗り継ぎを考えると幼稚園の迎えにぎりぎり間に合うかどうかになっていたからです。
受付にあとどのくらいか聞いてみると5人待ちで一時間くらいになると言われ、それは目安でいつになるか分からないとのこと。ここで、事情という言い訳をしてしまいました。
「無理を承知でお願いするのですが、子供の幼稚園の迎えの時間が差し迫っているのでなんとかする事はできませんか?」
すぐに診察をしてもらえました。
私はさらに「子供がいるから」の免罪符を使ってしまいます。
さらなる順番飛ばし。
診察時間はいつも通り3分です。次に診察代の清算をして薬を受け取りますが、すでに50人以上の待ちと表示が。しばらく電子掲示板の薬が出来きて番号が消化されるのを見ていたのですが、1時間では済まない状態でした。
これでは完全に間に合わないと思い、もう一度同じ事を言いました。
「無理を承知でお願いするのですが、子供の幼稚園の迎えの時間が差し迫っているのでなんとかする事はできませんか?」
3分も経たないうちに薬を出してもらい駅まで泣きながら走りました。順番飛ばしをした罪悪感にさいなまれ病気さえしなければと思う他ありませんでした。
55人分の順番飛ばし。
無理を承知しているのならばお願いしなければいいし、病気や怪我をしている55人分の時間を踏み台にして自分だけ利益を得ようとした自分は最低です。
これから子供を盾にして何かを得ようとする事は絶対にしないと誓いました。